柏の葉キャンパス近くの
内科ならご相談ください
当院は地域のかかりつけ医として、風邪や腹痛などの日常の急な体調不良から、生活習慣病などの慢性疾患まで、幅広く診療しています。また、全体的に体調がすぐれない方や、さまざまな症状があってどの科を受診したら良いかわからない方にもご相談いただけます。
適切な医療を受けるための総合的な相談窓口となることも、内科の大切な役目です。
当院の内科では、さまざまな病気に対応し、必要に応じて適切な高度医療機関をご紹介します。体調の変化や気になる症状、健康上のご心配などあれば、お気軽にご来院ください。
「かかりつけ医」として
「かかりつけ医」とは、急性症状が起きた場合の日常診療や、慢性疾患の治療・抑制などの健康管理を行う身近な医師・医院のことを言います。長い目で患者様の状態を診て、小さな変化に気づき、効果的な予防や早期治療を行うことで、患者様とご家族の健康をサポートします。
当院は「かかりつけ医」にとって最も大切なことは、患者様と十分なコミュニケーションをとることだと考えています。診断や治療方針をわかりやすく丁寧に説明し、患者様の声に耳を傾けながら最善の治療を行うことで、患者様との信頼関係を築きたいと考えています。
詳しい検査や入院、専門的な治療が必要な場合は、連携する高度医療機関をご紹介するなど、患者様が早期に適切な医療を受けられるようサポートしています。
内科で対応する主な症状
内科で対応する主な病気
風邪(風邪症候群)
感染の原因となる病原体はほとんどの場合ウイルスです。くしゃみ、鼻水、咳、喉の痛み、発熱など複数の症状を引き起こしますが、インフルエンザよりも症状は軽い傾向にあります。数日以内に症状は改善する場合がほとんどですが、ご高齢の方や基礎疾患をお持ちの方は肺炎や気管支炎、脱水症状などの重篤な症状を呈することがあります。
細菌と異なり、ウイルスには抗生物質が効きません。そのため、治療の基本は、症状を緩和する投薬になります。そして休養、十分な水分補給によって体力を回復させ、体が自身の免疫力で治癒することを目指します。
インフルエンザ
インフルエンザは、寒い季節に流行しやすい感染症です。種類はA型、B型、C型があり、感染後1~3日の潜伏期間が経過してから発症します。症状としては、突然の高熱(38℃以上)、頭痛、全身の倦怠感、筋肉痛、関節痛などがあります。その他、咳、鼻水、喉の痛みなどの症状を伴うこともあります。1週間程度で回復する場合がほとんどですが、肺炎や脳症などの合併症を起こすこともあるため要注意です。季節性インフルエンザは感染力が非常に強く、さまざまな合併症を引き起こす危険性がありますので、早めの受診をお勧めします。当院ではインフルエンザの予防接種も受け付けていますので、ぜひお気軽にご相談ください。
花粉症
花粉症は、植物の花粉がアレルゲン(抗原)となって、目のかゆみや充血、涙、異物感、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状を起こす病気です。主な原因はスギやヒノキの花粉ですが、シラカバ、ハンノキ、カモガヤ、イネ、ブタクサ、ヨモギなどでも起こります。症状が出るのは春、夏、秋であり、花粉症は季節性アレルギーに分類されます。重度の花粉症では喉や皮膚のかゆみ、咳、頭痛、不眠、イライラ、倦怠感、微熱、体や顔のほてり、下痢などの症状が起こる場合もあります。治療は症状緩和を目的とした対症療法が中心で、抗ヒスタミン薬がよく使われます。鼻づまりがひどい場合は、ステロイド点鼻薬を併用することもあります。また、目のかゆみなどの目の症状がある場合は、抗ヒスタミン剤の点眼薬を使用します。当院では、ゾレアや舌下免疫療法にも対応しています。
高血圧
高血圧は血管壁に強い圧力をかけ続け、肥厚や動脈硬化を進行させます。これにより狭心症、心筋梗塞、脳卒中、腎臓病などを発症するリスクが高まります。高血圧は、遺伝的要因、食事の塩分過多、喫煙や飲酒の習慣、運動不足、ストレスなどが重なって発症すると考えられていますが、まだ明確な原因は不明です。高血圧の発症に関与していると考えられる生活習慣を改善し、必要に応じて降圧剤を服用し、血圧を正常範囲に保つことが重要です。血圧はご自宅でも簡単に測定できますので、こまめに測定し、記録することが大切です。
糖尿病
糖尿病は、細胞に吸収されなかったブドウ糖が血液中にあふれて高血糖になっている状態です。高血糖は全身の血管に大きな負荷を与え続けます。糖尿病の高血糖は、他の生活習慣病と同様に動脈硬化を進行させるだけでなく、毛細血管を損傷し、重篤な合併症を引き起こすこともあります。動脈硬化による脳出血や心筋梗塞のリスクが高まるほか、毛細血管の損傷は失明、透析を必要とする腎不全、神経損傷による足の壊死などに繋がります。
糖尿病の治療では、血糖値を正常に保つことが欠かせません。これにより、動脈硬化の進行や合併症を防ぐことができます。また、合併症を起こしやすい他の生活習慣病の予防や進行を遅らせるためにも、体重、血圧、脂質をコントロールすることが大切です。生活習慣を改善し、適切な治療を継続することで、健康で快適な生活を長く維持できます。
脂質異常症(高脂血症)
脂質異常症とは、血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪などの脂質が多すぎたり、善玉コレステロールが少なすぎたりする病気です。病気が進行しても自覚症状が少ないため、健康診断などで異常が指摘されたら早めに受診することをお勧めします。特に、女性は閉経後、ホルモンの影響で脂質異常症を発症するリスクが高くなります。仕事を退職する時期と閉経の時期が重なり、健康診断を受けなくなる方も多いですが、毎年必ず健康診断を受けることをお勧めします。
悪玉コレステロールが多すぎる、中性脂肪が多すぎる、善玉コレステロールが少なすぎるなど、タイプによって注意すべき点が若干異なりますが、基本的には肥満を減らして週3回程度の軽い運動をするなどの生活習慣の改善および、薬物療法によって治療を行います。
高尿酸血症
高尿酸血症は、血液中の尿酸値が高くなっている状態を言います。激しい痛みで有名な痛風は、尿酸値の上昇により細胞内でプリン体が作られ、間接的に針状の結晶となって蓄積することで起こります。プリン体を多く含む食品(ビール、レバー、エビ、魚卵、イワシ、カツオ、干し椎茸など)の過剰摂取は控える必要があります。カロリーを制限する食事療法、肥満を防ぐ運動療法、さらに必要に応じて薬物療法も行います。