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お腹の不調

お腹の不調の原因

お腹の不調の原因慢性的なお腹の張りや痛み、長引く下痢や便秘など、お腹の不調の原因は何でしょうか?
下痢になりやすい方は、食べ物や飲み物が原因かもしれません。辛いものや脂っこいもの、いつもと違うものを食べると、軟便や下痢の原因になります。
牛乳やお酒も下痢になりやすい飲み物です。牛乳には乳糖が含まれているので、乳糖不耐症の方が牛乳をたくさん飲むと軟便になることがあります。お酒に含まれるアルコールは腸の蠕動運動を刺激するので、お酒を飲みすぎると下痢になりやすくなります。
慢性的な便秘の原因としては以下の3つが挙げられますが、日本人に最も多いのは弛緩性便秘です。朝食抜き、不規則な食生活、食物繊維や水分の摂取不足、運動不足など、不健康な生活習慣が原因と考えられています。

弛緩性便秘

下剤の飲みすぎ、加齢、不健康な生活習慣により、腸の蠕動運動が弱まり、便通が悪くなることがあります。

直腸性便秘

便意を何度も我慢していると、便が直腸まで届いても便意を感じない状態になります。

けいれん性便秘

ストレスによって腸がけいれんして便がうまく運ばれず、便の出が悪くなります。


便秘の原因

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群は、ストレスなどにより腸の働きに異常が生じる病気です。腹痛を伴う下痢のほか、下痢と便秘を交互に繰り返すこともあります。

腸閉塞(イレウス)

腸閉塞(イレウス)とは、腸のねじれや閉塞によって腸の働きが阻害され、腸の内容物が先に排出されない状態のことです。症状としては、便秘、腹痛、腹部膨満感などがあります。

大腸がん

大腸がんは大腸が狭くなり、それによって排便が困難になる病気です。初期にはほとんど症状はありませんが、進行すると便が細くなったり、便秘や血便が見られたりします。


下痢の原因

ウイルス性胃腸炎

ウイルス性胃腸炎は、胃腸のウイルス感染によって起こる病気で、下痢をはじめ、吐き気、嘔吐、発熱、腹痛などの症状が現れます。ロタウイルス、アデノウイルス、ノロウイルスなどさまざまなウイルスによって引き起こされます。

クローン病

クローン病クローン病は口から肛門までの消化管のさまざまな部位に炎症や潰瘍を起こします。
潰瘍は通常回腸の末端にできますが、それ以外にも小腸や大腸にできることがあり、その場合には消化吸収に影響を及ぼし、下痢を引き起こします。

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群は、ストレスなどが原因で腸の働きが異常になる病気です。慢性的な下痢や、下痢と便秘を交互に繰り返すことがあります。また、下痢が数週間続いた後、一時的に治まり、またしばらくしてから再発を繰り返すこともあります。

潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎潰瘍性大腸炎は、大腸粘膜の慢性炎症で、びらんや潰瘍を生じます。下痢や腹痛が長期間続き、血便や粘液便が出ることもあります。

大腸がん

大腸がんでは、がんによって腸管内腔が狭くなり、便の通過が困難になるため、当然便秘がちになったり、便秘と下痢を繰り返したり、下痢ばかり続いたりします。


ストレスで悪化するなら
過敏性腸症候群?

過敏性腸症候群(IBS)は、近年よく見られる腹部疾患です。検査では腸に炎症や腫瘍などの異常が見られないのに、ストレスや自律神経の乱れなどにより腸が刺激に過敏になり、異常な排便が数ヶ月以上にわたって繰り返されるという病気です。
IBSの症状には、1)下痢型、2)便秘型、3)下痢と便秘を繰り返す混合型、4)1~3に当てはまらない分類不能型の4種類があります。男性は下痢型、女性は便秘型が多い傾向があります。症状は、発症時に腹痛を伴い、排便により症状が緩和され、不安や緊張などのストレスのかかる状況では症状が悪化するという特徴があります。
日本人の10人に1人がIBSを患っていると言われており、20~40代の若い世代に多く発症するものの、ご自身が病気であると言う自覚に乏しく、症状にお困りでも医療機関を受診しない方も多いとされています。
また、IBSに似た症状は、潰瘍性大腸炎、クローン病、大腸がんなどの重篤な病気の可能性もあります。お腹の不快感が続く場合は、なるべく早めに受診しましょう。


乳糖不耐症とは

乳糖不耐症とは、乳糖を分解する酵素「ラクターゼ」が生まれつき不足しているか、その働きが弱いために下痢などを引き起こす病気です。先天的な乳糖不耐症は遺伝子異常が原因で、母乳やミルクで激しい下痢や腹痛を起こすと発育不良の原因となるため早期の対処が必要です。
乳糖不耐症は感染性腸炎などで一時的に発症することもありますが、原因が改善すればラクターゼの働きも戻ります。また、成長に伴いラクターゼの分泌量が減少するため、大人になってから発症することもあります。
乳糖不耐症の診断は、乳製品摂取後の症状などを調べることが重要です。必要に応じて乳糖負荷試験、便の酸性度や糖の検査、水素呼気試験を行い、診断が難しい場合は、X線やCT、血液検査などで他の病気との鑑別を行うこともあります。当院ではCT検査に対応していますので、お気軽にお問い合わせください。 (CT検査は準備中です。)

CT検査


便秘に血便、お腹の不調は
がんのサイン…?

がんの進行度合いを調べたい場合、腹部CT検査を行うことで、がんが各臓器に転移していないか調べることが可能です。
また、各臓器に病気(大腸以外のがんや胆石、ポリープなど)がないかを調べることもできます。腹部に手術の傷跡がある方や大腸内視鏡検査に抵抗がある方など、大腸内視鏡検査を受けるのが難しい方は、まずは腹部CT検査で異常がないか確認してみると良いでしょう。 (CT検査は準備中です。)

CT検査